遊び方説明
漢ピオンズについて
漢ピオンズは、ボード上に駒を置いて2字以上の熟語をつくり、得点を競う戦略ボードゲームです。
種類は2つあり、1つは教育漢字を網羅した初級版の「教育漢字編」。そしてもう1つは、常用漢字まで網羅した上級版の「常用漢字編」です。どちらも基本ルールに変わりはありませんので、シーン別に応じてお選びください。
種類は2つあり、1つは教育漢字を網羅した初級版の「教育漢字編」。そしてもう1つは、常用漢字まで網羅した上級版の「常用漢字編」です。どちらも基本ルールに変わりはありませんので、シーン別に応じてお選びください。
- 駒に1~6点までの数字が記されており、それぞれ小学校で習う学年に対応しています。
- 駒に1~15点までの数字が記されており、配点が7点の漢字は漢字検定4級、8点は3級、9点は2級、10点は準1級、そして1級の漢字は15点となっています。
基本ルール
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熟語の正否を確認できるように、国語辞典を用意します。
国語辞典がなくても遊べますが、その場合は各プレイヤーが熟語の正否を判断し、全員合意したときのみ認められるものとします。また、各プレイヤーの得点数を記入するため、紙とペンを用意してください。
この用紙に「プレイヤーの名前」「作った熟語」「得点数」を記入し、最後に得点数の多かったプレイヤーが勝者となります。
漢ピオンズは2~8人で遊べるボードゲームです。
手持ち時間は原則2分としますが、プレイヤー全員が合意した場合は、手持ち時間を自由に設定できるものとします。
熟語は国語辞典に記されている言葉だけを承認しています。
しかし、プレイヤー全員が合意した場合は、人名・地名などの言葉も良いものとします。
熟語は、送り仮名を無視した読み方が認められます。
例えば「取り返す」の場合は「取」と「返」の駒を置いて「取返(とりかえす)」となります。
参加人数や時間の都合に合わせて、ボードサイズを自由に決めることができます。5x5(30分前後)・7x7(50分前後)・9x9(1時間30分)・11x11(2時間)のいずれかを選べます。
※各ボードサイズのゲーム時間はあくまで目安となります
遊び方
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始めに各プレイヤーがランダムに駒を5つ取ります。
その中から二字以上の漢字を組み合わせて熟語を作ります。色は赤・白どちらを使用しても問題ありません。駒の置き方は上下左右斜め、上から読んでも下から読んでも自由です。
ただし、3字以上の熟語を作る場合は、必ず横・縦・斜めの一直線になるように駒を置きます。途中で折れ曲がるように駒を置いてはいけません。
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熟語が作れた場合は、いずれか1つの駒がボード中央にある赤い丸のマスに乗るように駒を置きます。
手持ちの駒を置いたときは、置いた数だけランダムに駒を取り、手駒を補充します。
また、手持ちの駒では熟語が作れなかった場合は、好きな数の駒を戻して、その分だけ入れ替えます。
駒を入れ替えたプレイヤーは手番終了となり、次のプレイヤーに交代となります。
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次のプレイヤーは、既にボード上に置かれている駒に対して、左右上下斜めのいずれかの位置で接しているマスに駒を置きます。
ボード上に置いてある駒を裏返して自分の駒と合わせ、熟語を作ることも可能です。
また、駒を置ける数の上限はありませんので、手持ちの駒を全て置くこともできますが、必ず1つは手駒を使う必要があります。
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ジョーカーは任意の字を当てることができます。
例えば、手持ちの駒に「一」と「逆」がある場合は、「一」「JOKER」「逆」「JOKER」と並べることで、「一発逆転」の熟語が成立します。
そして次のプレイヤーが「想」「力」の駒を持っていた場合は、先ほど置かれた「JOKER」を挟むようにして駒を置くことで、「想像力」の熟語が成立します。
このように、「JOKER」はプレイヤーが変わるたびに好きな字を指定できます。
しかし、「JOKER」は隣り合わせになるように置くことはできません。
ボード上の駒を裏返したり、手持ちの駒を使ったりして「JOKER」を置く場合は、隣接するマスに「JOKER」がないことが条件となります。
- ボード上に置かれた駒の熟語を国語辞典で調べる、またはプレイヤー全員で判断したとき、熟語が間違っていた場合は1点減点され、次のプレイヤーに交代となります。
こうしてボードが埋まるまでゲームを続けて、空いたマスが無くなったらゲーム終了です。
最後に一番得点数の高いプレイヤーが勝者となります。
得点の計算方法
倍率マスの計算
単x2:当マスの上に置いた駒の得点だけを2倍にします。
単x3:当マスの上に置いた駒の得点だけを3倍にします。
縦x2:当マスを使って縦に作った熟語の合計点を2倍にします。
縦x3:当マスを使って縦に作った熟語の合計点を3倍にします。
横x2:当マスを使って横に作った熟語の合計点を2倍にします。
斜x2:当マスを使って斜めに作った熟語の合計点を2倍にします。
複x2:当マスを使って縦・横・斜めに作った熟語の合計点を2倍にします。
熟語の計算
それぞれの駒に記されている数字を合計したものが得点になります。
例えば「遊(3)」「技(5)」の駒を置いて「遊技」という熟語を作った場合、得点は3+5=8となります。
また「女(1)」「王(1)」の駒を置いた場合、左から読むと「女王」右から読むと「王女」という2つの熟語ができます。
この場合は2つの熟語として両方計算し、合計4点となります。
複数熟語の計算
駒を置く場所を工夫することで、一度に複数の熟語ができる場合があります。
例えば、ボード上に「交(2)」「遊(3)」「技(5)」「特(4)」があった場合、「交遊」「遊技」「特技」の熟語が成立します。つまり、点数は「交遊(5)」「遊技(8)」「特技(9)」となり、5+8+9=22となります。
三字熟語以上の計算
三字熟語以上はボーナス点が加算されます。
三字熟語 | 20点 |
四字熟語 | 50点 |
五字熟語 | 100点 |
六字熟語 | 150点 |
七字熟語 | 200点 |
八字熟語 | 300点 |
ボード上と手駒を合わせて「想(3)」「像(5)」「力(1)」「漢(3)」「字(1)」「力(1)」が成立した場合、「想像力(9)」+「三字熟語(20)」=29点、「漢字力(5)」+「三字熟語(20)」=25点、合計54点となります。
「想像」「漢字」としての熟語も成立はしますが、三字熟語とした場合、二字熟語の点数はカウントしません。